初めてのカヌレ

あまり公言していませんが、檸檬茶さんはお菓子作りを趣味にしています。

先日、友人に誘われて有楽町でアフタヌーンティーをしました。最近は"カヌレ"なるお菓子が流行っているとのこと。前々から少し気になってはいたのですが、その時に初めて食べたカヌレが美味しくて。まあ「作ろう!」ってなるじゃないですか。

カヌレのイメージ

で、初めての物を作るので、情報整理がてら記事に纏めておいたら後々楽かな~って思ったので、こうして記事を書いているわけです。備忘録なのでいろいろ雑です!導入終わり!

下調べ

新しいものを作るときは、複数のサイトを参考にします。目的は、外しちゃいけないポイントの整理です。自分の台所事情と相談するために必須です。

参考にしたサイトはこちら~(リンクが生きているので注意!)

おおよその情報をまとめると、

  • 材料は
    • 牛乳
    • 薄力粉
    • 強力粉
    • 砂糖
    • バター
    • ラム酒
    • 卵(卵黄が多め)
    • バニラビーンズ(バニラペースト)
  • 牛乳とバニラを入れて加熱、バターもここで入れてもいいかも
  • 薄力粉と強力粉を混ぜて使う
  • 粉類、卵、牛乳液、ラム酒を混ぜてカヌレ液が完成
  • カヌレ液は一晩寝かせる
  • カヌレ型の内側に溶かしたバターを塗る
  • 高温(200度以上)のオーブンで1時間くらい焼く
  • 焼いたらすぐに取り出す

こんな感じですかね。特筆すべき点は、カヌレ液を一晩寝かせること、200度以上のオーブンで1時間くらい焼くこと、焼いたらすぐに取り出すことの3点でしょうか。

材料

今回は、上述したレシピのうち、富澤商店さんの『基本のカヌレ』のレシピをベースに作ってみたいと思います。自分の台所事情とスーパー事情を鑑みて改変しています。次章の『作り方』についても同様です。

  • 牛乳          250ml
  • 薄力粉          30g
  • 強力粉          30g
  • 上白糖         125g
  • バター(液に混ぜる用)   10g
  • バター(容器に塗る用)   10g
  • ラム酒          15ml(大さじ1)
  • 全卵           20g
  • 卵黄           1個
  • バニラエッセンス  気持ち多め

これでいきましょう。ちなみに、型はそこの100均で買いました。アルミ製です。

作り方

今回のレシピです。

  1. 牛乳とバニラエッセンス、バターを混ぜて加熱
  2. 薄力粉と強力粉と上白糖を混ぜる
  3. 牛乳液と粉類を混ぜる
  4. 全卵と卵黄を加えて混ぜる
  5. ラム酒を加えて混ぜる
  6. 冷蔵庫でしばらく寝かす
  7. 常温に戻してから混ぜる
  8. 型にバターを塗って、カヌレ液を入れる
  9. 200度に余熱したオーブンで1時間程度焼く
  10. 焼いたらすぐに取り出す

材料と作り方について、特筆すべき改変点は大きく3つです。

  • 上白糖がたくさんあったので、グラニュー糖を上白糖に変更
  • 台所事情から、バニラビーンズ(バニラペースト)を入手するのが煩わしかったため、バニラエッセンスで代用
  • オーブンは200度(家のオーブンレンジの限界)

実践

1日目

特筆することは特にありません。作り方通りに作業を進めます。

牛乳とバニラエッセンスとバターを混ぜて加熱

粉類と卵とラム酒

全部混ぜた後

寝かせます

粉類と牛乳液を混ぜるとき、ダマになりやすいと思います。粉類を篩っておく、最初は牛乳液を少しずつ混ぜるなど、基本的な要素で解決できると思うので、丁寧に作業を進めましょう(1敗)。

カヌレ液がまだ温かかったので、適度に冷ましてから冷蔵庫に入れて1日目が終了です!

2日目

冷蔵庫で1日寝かせたカヌレ液を常温に戻します。

冷えに冷えたカヌレ

溶かしバターを用意して、

10gのバター片をマグカップに入れて500Wのレンジで20秒

容器に塗ります。

このために料理用ハケを買いました

カヌレ液を混ぜて濾して、型に注ぎやすい容器に移します(カメラを持つ腕が足りなかったため画像は無いです)。気になることと言えば、寝かせたカヌレ液は底に沈殿があって、濾した時にダマが濾し器に残ったことくらいでしょうか。

と、そんなことをしているうちに、溶かしバターと入れ替えでセットしたオーブン(と天板)の余熱が完了です。オーブンの温度が高く、電気代が気になってくるので少し急ぎます。

カヌレの容器にバターをもう一度塗り、濾したカヌレ液を注いでオーブンの下の段にセットしました。今回は70分加熱してみます。

オーブンにセットしたカヌレ

用意していた5つのカヌレ型を満たしてもカヌレ液が余っていたので、とりあえずパウンドケーキ型に入れて一緒に焼きます。今回の要領なら2倍の数のカヌレを作れそうなので、次回はカヌレ型をもう1セット用意しようと思います。

60分経過時

参考にしたレシピでは、加熱時間は"おおよそ1時間"としていたので、オーブンに入れてから1時間過ぎた辺りから庫内を気にしてみます。いい匂いがしますね!

実食

カヌレは、焼いたらすぐに取り出すものだそうです。塗ったバターが潤滑油してくれているうちに取り出そうってことだと思います。

そして完成したカヌレがこちらです!!

色、薄くない...?

うーん、思ってたのと違う...。なんか、もうちょっと焦げて黒くなる感じを想像してました。

そして、断面はこんな感じ。容器の口だった面(底)はしっかり焦げていたので、切るのが大変でした。

ちょっと格好つけて並べがち

さて、問題の味ですが、結構美味しくできたと思います。ラム酒がしっかり効いているのがいいですね。食感は、表面はカリカリとまではいきませんが、少し飴上(?)になっている感じがします。中のもちもち感は悪くないです。やはり外のカリカリはもっと欲しいですね...。

で、パウンドケーキ型に入れた方はどうなったの?という話。実は、敷いたアルミ箔にバターを塗っていなかったためにアルミ箔がくっついてしまい、食べるのが大変でした。


ということで、今回はパッとしない結果に終わった...。と思っていたのですが、パウンドケーキ型の方のカヌレのアルミ箔を剥がしながら食べていたところ、なんとこちらはしっかり表面が焦げて茶色くなっています(散々食べた後なので写真は無いです)。形は違いますが、思っていたカヌレはこれです!ということは、この手札でもオーブンの機嫌次第でカヌレを作れるということですね!

反省と振り返り

では、次作る時のために反省と振り返りをします。

  • 材料は今回ので大丈夫。ラム酒は欠かせない。卵黄を増やしたり、薄力粉と強力粉の配分を変えたりはしてみても良さそう。参考にしたレシピには蜜蝋を使ったものがあったが、必須ではないかも。オプションとしてやってみたい。
  • 今回の分量で作られるカヌレ液は、カヌレ型2セット分。カヌレ型が2セット分なら、塗るバターの量は20g。
  • 粉類と牛乳液を混ぜるときは、牛乳液を少しずつ混ぜること。ダマができて濾す作業が大変。
  • カヌレ液は、型の8~9分目くらいまで入れれば十分かも。だが、液を型に満たしたところでそこまで大きな問題になるとも思わなかった。
  • もっと焦がす方法を考える。焼く時間を延ばす、庫内の熱が集中するところにカヌレを置く、もっと熱伝導率が良い素材(銅製)でかつ1つの型で複数作れるタイプの型を用意するなど。
  • 料理用ハケを洗うのが大変。ずっとバターの匂いする。でもこれは頑張るしかない。
  • 美味しかった。これが一番大事。

こんな感じでしょうか。次回はもっと上手く作れる気がします!

おわりに

今回は、初めてカヌレを作ってみるということで、下調べから振り返りまでを記事にしました。執筆と調理を同時進行していたこともあり、ちゃんと考えて作業を進めることができました。とてもいい勉強になったと思います。もっと撮影環境が整っているといいんですけどね、GoProでも頭に着けて動画回しながらやればいいんでしょうか。やらないですけど。

ちなみに、この作ったカヌレは全部僕が食べます。安心して冒険できる一方で、使った砂糖の量を知っているだけに怖いです。一週間くらいかけてゆっくり食べますかね。



それでは