第5回アビリティカップに参加した話

こんにちは!ポケ勢の檸檬茶です。


去る6/5、特性統一パーティの仲間大会、『アビリティカップ』に参加しました。今回はそのパーティ作成から仲間大会当日までをまとめた記事になります。

『アビリティカップ』とは

『アビリティカップ』とは、ジュニー様(@nabejr_sps)主催の仲間大会です。

ルールを簡単に説明すると、『同じ特性のポケモンだけでパーティを組んで63のシングルバトルをしましょう』って話です。ただし、固有特性のように、そもそも同じ特性のポケモンが3体もいない場合に限り、ポケモンの重複を少しだけ許してくれるって感じです。

今回は第5回というだけあって、少しずつ環境も見えてきている気がします。
下の記事は、主催者様によるアビリティカップでの過去の使用特性のまとめ記事です。こう見ると、その特性統一でどうやって戦ったんだろうと思ってしまうような特性があったり、実は意外な特性が採用されていなかったりと、結構面白いものです。まだ環境の考察のしがいがありそうですね。

junny-poke.hatenablog.com

そして、かく言う私も過去に何度か参加したことがあります。

いっつも取れ高だけは優秀なんですよねぇ......。


毎回少しずつルールが変更され、新しい風が吹くのもこの大会の魅力です。今回は幻のポケモンが解禁されたとか。

事前考察

環境の考察から、今回採用したい特性を考えます。何よりも外せないのは、幻のポケモンが解禁されたことでしょう。普段対戦に持ち込めない幻のポケモン、採用しない手は無いですよね!
注目すべきは、こんな感じでしょうか。

マギアナも特性は強いのですが、固有特性ゆえの弱み(弱点の一貫性、役割が被るなど)が気になります。

前回から結果を残しているビーストブースト、精神力なんてのも強いと思います。(ビーストブーストは今回は制限がありますが、それを逆手にとれる型が豊富なテッカグヤは強いと思います。)幻のポケモンの強力な技はPPが少ない技も多いため、プレッシャーはかなり強いのではないかと思います。

それと、刺されば強い天候系、すいすいやゆきかき、能力変化を活用した威嚇、勝ち気や負けん気なんかも警戒すべきでしょう。

さて、ここから今回採用する特性を考えます。特性統一はタイプが偏りがちなので、通るポケモンでの積み展開で一気に畳み掛けるのが得策でしょう。PPは増やせばいいですし。それはつまり、起点作成と剣舞バトン、ダイマックスで能力を盛りながらの炎格闘、水悪、毒虫岩地面の圧倒的な技範囲、素早さを上げ続けて毎ターン強くなるそんな特性。

そう!それはつまり加そk......

不思議な守りです。

不思議な守りです。不意に出てくると強い特性、弱いわけがない。


以下、パーティです。

 

個体ごとの紹介です。

  • ヌケニン@防塵ゴーグル
    [せっかち][ポルターガイスト あなをほる かぜおこし かげうち]

    普通の物理AT。技範囲を広げることを意識した。ゴツゴツメットに触らないポルタ―ガイスト。かぜおこしはダイジェット用。今回は必要ないが、ダウンロード対策かつ最速のためせっかち(B<D)。


    これは余談なんですが、かぜおこしが遺伝技ということに育成してから気付きまして......。性別無しでも横遺伝できることを知らず、やってみたらできたという。本当に助かりました。いい時代になったものです。

  • ヌケニン@気合の襷
    [ゆうかん][ゴーストダイブ かげうち おんねん にほんばれ]

    呼ぶ砂あらしへの対策。ダイマックス→ダイロックで壊滅するので、それを何とかするための型。相手のダイマックス1ターン目に合わせてにほんばれ、2ターン目にダイウォール、3ターン目に儚く散る。もしかしたらシャドーダイブでやり過ごせるかもしれない。襷で耐えながら後攻で動くため最遅を採用。有効打がサブウエポン1つしかない相手を無力化するためのおんねん(ただし悪あがきはダメージを受けるので注意)。ちなみに状態異常に対する回答は用意していない。

  • ヌケニン@厚底ブーツ
    [さみしがり][ゴーストダイブ シザークロス おんねん まもる]

    ステルスロックで身動きが取れなくなることを防ぐための型。体力を回復する必要はないことや、特性『ヘドロえき』意識という理由から、きゅうけつではなくてシザークロスを採用した。

とりあえず5勝くらいはしたいですね!

結果

勝てるわけねえだろ

1勝19敗で58位、レートは1276でした。あーあ。

終わってみての考察

厳しかったですね!(それはそう)

初手ステルスロックが多すぎました。全人類ステロ撒いてくる。そしてみんなサブウエポンに岩技と悪技持ってる。炎技は少なかったですね。ダイロックへの対策は一度も成功しませんでした。1ターン読み間違えるだけで詰むのはキツいって......。以下、簡単な反省点をまとめておきます。

  • ステルスロックが多かったので、厚底ブーツ型はもっと考える必要があった。素早さの関係からおんねんは生きなかったこと、まもるも遅延にしかならなかったことから、この2枠は別の技が良いと思う。かげうち、にほんばれが欲しかった。
  • ゴーストダイブとポルタ―ガイストの選択について。おんねんを打つと引かれるケースが多かったので、ターン管理の面でポルターガイストの方が良かったと思う。持ち物無しへのケアでシャドークローも一考の余地ありかもしれないが、火力を落とすことと持ち物を持たない/消費したポケモンへの打点とを考えたとき、全体の勝率への影響を考えるとポルターガイストでいいと思う(もう少し対戦を重ねる必要あり)。
  • かぜおこし採用は良かった。ダイジェットを積んで素早さを盛るメリットは感じられた。勝ちにこそ直結はしなかったが、素早さを上げたために倒せた相手がいたのも事実。もっとも、パーティの一部としてヌケニンを組み込む場合、ヌケニンダイマックスを切るかと言われれば疑問だと思う。
  • おんねんが刺さることは確認できた。大会終了後にもタグ検索でパーティを見たところ、打点がパーティに2つのみというようなパーティも少なくないように感じた。打点を無理矢理奪う方法としてかなり有効である。ただし、相手がこだわっていた場合は悪あがきで倒されるので注意が必要(一敗)。

おわりに

今回は、第5回アビリティカップについて、パーティ作成から大会当日までをまとめました。改めて対戦してくださった皆さん、そして主催のジュニー様、ありがとうございました。

よく"対戦の勝敗は、立ち回り以前に選出の段階で決まっている"なんてドヤ顔で語る方がいらっしゃいますが、あれは嘘ですね。対戦は考察の段階から始まっています。考えを改めていただきたいものです。

それにしても、久しぶりのポケモン対戦は本当に楽しかったです。また何か面白そうな仲間大会と妙案が思いついたら参加したく思います。


それでは。




校正中の私「パーティの総HPが3とはあまりに無謀。勝算がある方がおかしい。」