インターネット・バイキング

数日前、とあるポケモン実況者のツイートが目に留まった。正体の言及もツイートの埋め込みも念のため控えておくが、その内容は「ポケモン徹底攻略の育成論に打ち消し線を入れるのをやめろ」というものだった。Twitterではそれ以上の言及がなかったため真意は掴みかねるが、例えば、

『ブースターは特殊方面の耐久は低くない一方で、物理方面の耐久面がかなり脆いです。あんなにもふもふしてるのに...。

みたいなもののことを言ってると思われる。そして、そのツイートへの反応を見ると、「ノリが古い」「キツイ」「滑っていて見ててつらい」「自我を出すな」といった、なかなか手厳しい内容が並んでいた。
ちなみに、僕は打ち消し線の文言は結構好きだ。堅苦しい育成論は、読んでて息が詰まってしまう。その冗談が小粋か上手いかは置いておいて、冗談を言う人は素直に好きである。過去にこのブログ内でも使ったことがあるはずだ。


さて、この認識の違いについて、少し考えてみようと思う。一応僕も物書きの端くれをしているので、その視点から見るとなかなかに興味深い題材だ。ちなみに、もしも発言元の真の主張が「ポケモン徹底攻略は他人の土俵だから個人ブログのノリを出すな」というもので、それに反応した声が「育成論の打ち消し線の内容は雑音だからやめろ」と解釈しているようなケースだった場合、この記事での議論が少々見当違いになることを予めご容赦いただきたい。この記事での問題提起は、『打ち消し線で記述される冗談があるポケモン育成論の可否について』とする。

ポケモン育成論の方向性

まずは、そもそも『ポケモン育成論とはどういうものか』を考えてみる。おそらく、それに対する答えは各々なんとなく持っているはずだ。ただ、人によってその捉え方は異なり、だから認識や書き方の違いが生まれる。それを考えてみる。

ポケモン育成論は誰のため

文章は、誰かに伝えるためにしたためるものである。だから、物書きになる第一歩として、『読者を知る』というものがある。そこで、ポケモン育成論の読者を考えよう。明らかに見えているターゲットだけでなく、自分がどういう時に育成論を必要とするかを考えると、次のような読者が想定できる。

  • そのポケモンのテンプレートを知りたい人
  • そのポケモンを育ててみたいが、何ができるか知りたい人
  • おおよその役割が決まっているが、そのポケモンの詳しい調整を知りたい人
  • 別に何か目的があったわけではないけど、見出しに釣られた人
  • 結果を残した構築や流行りを知りたい人
  • 書き手を追いかけている人
  • 実況者などのネタ探し
  • 自分用の備忘録

こんなところだろうか。これをベースに考えてみることにする。ただし、最後の"自分用の備忘録"については勝手にしてほしい。この記事では考慮しない。

ポケモン育成論をどう書くか

物書きにとって、読み手を獲得する切り札は『共感』である。だから、読者の目的を汲み取ることは、読まれる文章を書く上では欠かせない。上にあげた備忘録以外の7つの読者層は、次のような目的を持っていると大別されるだろう。

  • ポケモンが決まっていて、その運用を知る
  • 運用が決まっていて、それができるポケモンを知る
  • 対戦で結果を出したい
  • その人の文を読みたい
  • ただの話題探し

つまるところ、ポケモン育成論を読む目的は、ポケモン、運用、戦績、書き手、話題の5つになる。ただし、複数の目的を持って記事を開く読者がいることも注意したい。

打ち消し線が許されるラインを考える

本題の『打ち消し線で記述される冗談があるポケモン育成論の可否について』を考えていく。基本的に、打ち消し線で記述される冗談は、記事にとっては雑音であることが多い。この雑音が許されるラインを探ろう。

まずは、極端な例を考える。先ほど、記事には『共感』が不可欠であることを述べた。したがって、"対戦で結果を出したい"という、真面目に情報収集をしたい読者からすれば、当然打ち消し線で記述される冗談は不要とされるだろう。もしかしたら、導入文でさえも煩わしいかもしれない。個体別解説、運用方法、構築例、苦手な相手、改善案くらいが書いてあれば十分かもしれない。すごく淡泊な記事になるとは思うが、コンセプトが明確だったり結果を出していたりすれば、必ず読者がいるはずだ。
対称的に、"その人の文を読みたい"という書き手を目的とした読者になら、打ち消し線はむしろ好まれると思う。ガンガン自我を出していこう。ただ、他のコンテンツとのギャップだけは気にした方がいい。余計な打ち消し線は、読者が離れる理由になりかねない。

次に、ケースバイケースだろうと思われる例を考える。境界線を見定めるのがなかなか難しいので、もしかしたら見当違いな話をするかもしれないがご容赦いただきたい。
まず、"ポケモンが決まっていて、その運用を知りたい"人を考える。そんな読者には、打ち消し線は嫌われづらいかもしれない。"かもしれない"というのは、テンプレートやそのポケモンができることだけが知りたい読者には、導入文さえ不要だからである。しかし一方で、『採用理由は愛』のタグを好んで漁る読者なら、きっと打ち消し線の冗談もニコニコして読んでいるはずだ。
"運用が決まっていて、それができるポケモンを探している"という読者は、タイトル、技構成、コンセプト、強い味方を見て記事に来ることが多いと思う。だから、それが真面目な理由からなのか、ちょっと悪い戦い方をしてやろうくらいの気持ちからなのかで、読者層は大分違ってくる。無難に済ませたいなら、記事の肝となる部分は打ち消し線を使わず、簡潔かつ真面目に書くべきだと思う。それ以外は、読み飛ばしても不都合がないようにする。そして、その読み飛ばされても問題ない場所で、好きなだけ愛を語るといい。『採用理由は愛』のタグが目に留まる人なら、その文章が例えVtuberへのキツい赤スパみたいになっても読んでくれるだろう。
最後に、ただの"話題探し"で読んでいる読者である。これが難しい。単純に、お話が好きなら冗談にも乗ってくれると思う。書き手、読み手の人柄に大きく依存するので、ここで細かく言及してもきっと徒労だ。


以上を総括すると、次のようにまとめられる。

  • 王道な記事には打ち消し線を使わない
  • 本当に強くなりたい読者が想定される記事には打ち消し線を使わない
  • 打ち消し線は、『採用理由は愛』の記事、もしくはそのパートで使う
  • 著者本人にスポットライトが当たる場合には、その限りではない

こう見ると、『そこに自我が求められているのか』が大きな境目のように見える。これを『"ポケモン徹底攻略という他人の土俵の"育成論でやっていいのか』と考えるならば、そこに賛否が生まれるのは納得できる。個人的には管理者の意見が気になるところだ。

個人的な見解

さて、ここまで理論をこねくり回してきたが、そろそろ僕の見解を述べておこう。結論としては、「気に入らないなら黙って読み飛ばせ」の一言である。なぜなら、管理者がそれを規制していないからである。それに尽きる。前述のように、ポケモンの育成論には、これだけの読者が想定される。だから、その記事が肌に合わないと思うなら、それはたまたま自分がその顧客ではなかったというだけの話である。しかも、自ら手を挙げて記事を書くような人間を相手に、承認欲求を抑えろとか自我を出すなとかいうのはどうやったって無理な話である。それをわざわざ管理者でもない人間が「この書き方が気に食わない」と言うのは、あまりに野暮で高慢だと思う。ツイッターで流れてきただけの興味の無いツイートに対して、「興味ないから黙ってください」とでも言うのだろうか。やっていることは、そんな言いがかりをつける当たり屋と同じであろう。もっとも、たまたまTwitterで流れてきた1個人の1ツイートに食い付いてこんな記事を書いている僕も当たり屋である。「物書きとして気になった」、「興味深い題材だ」、だからどうしたという話だ。どれもこれも、自己満足以上の価値はない。

ただ、これはポケモン育成論に限った話ではない。この世の中、見渡せば多くのコンテンツがある。わざわざ嫌いな俳優が出ている映画を見るのか。わざわざ好きでもない人間の実況動画を開くのか。ここ数年で、人間はSNSやインターネットという世界中を自由に飛び回れる翼を手に入れた。しかし、だからといって、少々横柄になりすぎではないだろうか。食べないものは皿に取らない。取った物は責任を持って自分で何とかする。行動範囲が広まっても、やることはホテルのバイキングとなんら変わらない。だから、そのマナーもホテルのバイキングとは変わらないはずである。

さいごに

ポケモン育成論の話をした。これだけ読者の話をしたが、読み物であるはずのこのブログは読者を想定していない。Twitterでのツイートの延長であり、備忘録くらいに思っている。だから、誰かに何かリアクションをもらったところで、特に何も変わらない。僕がちょっと嬉しいくらいである。都合が悪ければシカトするだけだ。

この料理も、気に入らなければ食べなければいい。それだけだ。

初めてのカヌレ

あまり公言していませんが、檸檬茶さんはお菓子作りを趣味にしています。

先日、友人に誘われて有楽町でアフタヌーンティーをしました。最近は"カヌレ"なるお菓子が流行っているとのこと。前々から少し気になってはいたのですが、その時に初めて食べたカヌレが美味しくて。まあ「作ろう!」ってなるじゃないですか。

カヌレのイメージ

で、初めての物を作るので、情報整理がてら記事に纏めておいたら後々楽かな~って思ったので、こうして記事を書いているわけです。備忘録なのでいろいろ雑です!導入終わり!

下調べ

新しいものを作るときは、複数のサイトを参考にします。目的は、外しちゃいけないポイントの整理です。自分の台所事情と相談するために必須です。

参考にしたサイトはこちら~(リンクが生きているので注意!)

おおよその情報をまとめると、

  • 材料は
    • 牛乳
    • 薄力粉
    • 強力粉
    • 砂糖
    • バター
    • ラム酒
    • 卵(卵黄が多め)
    • バニラビーンズ(バニラペースト)
  • 牛乳とバニラを入れて加熱、バターもここで入れてもいいかも
  • 薄力粉と強力粉を混ぜて使う
  • 粉類、卵、牛乳液、ラム酒を混ぜてカヌレ液が完成
  • カヌレ液は一晩寝かせる
  • カヌレ型の内側に溶かしたバターを塗る
  • 高温(200度以上)のオーブンで1時間くらい焼く
  • 焼いたらすぐに取り出す

こんな感じですかね。特筆すべき点は、カヌレ液を一晩寝かせること、200度以上のオーブンで1時間くらい焼くこと、焼いたらすぐに取り出すことの3点でしょうか。

材料

今回は、上述したレシピのうち、富澤商店さんの『基本のカヌレ』のレシピをベースに作ってみたいと思います。自分の台所事情とスーパー事情を鑑みて改変しています。次章の『作り方』についても同様です。

  • 牛乳          250ml
  • 薄力粉          30g
  • 強力粉          30g
  • 上白糖         125g
  • バター(液に混ぜる用)   10g
  • バター(容器に塗る用)   10g
  • ラム酒          15ml(大さじ1)
  • 全卵           20g
  • 卵黄           1個
  • バニラエッセンス  気持ち多め

これでいきましょう。ちなみに、型はそこの100均で買いました。アルミ製です。

作り方

今回のレシピです。

  1. 牛乳とバニラエッセンス、バターを混ぜて加熱
  2. 薄力粉と強力粉と上白糖を混ぜる
  3. 牛乳液と粉類を混ぜる
  4. 全卵と卵黄を加えて混ぜる
  5. ラム酒を加えて混ぜる
  6. 冷蔵庫でしばらく寝かす
  7. 常温に戻してから混ぜる
  8. 型にバターを塗って、カヌレ液を入れる
  9. 200度に余熱したオーブンで1時間程度焼く
  10. 焼いたらすぐに取り出す

材料と作り方について、特筆すべき改変点は大きく3つです。

  • 上白糖がたくさんあったので、グラニュー糖を上白糖に変更
  • 台所事情から、バニラビーンズ(バニラペースト)を入手するのが煩わしかったため、バニラエッセンスで代用
  • オーブンは200度(家のオーブンレンジの限界)

実践

1日目

特筆することは特にありません。作り方通りに作業を進めます。

牛乳とバニラエッセンスとバターを混ぜて加熱

粉類と卵とラム酒

全部混ぜた後

寝かせます

粉類と牛乳液を混ぜるとき、ダマになりやすいと思います。粉類を篩っておく、最初は牛乳液を少しずつ混ぜるなど、基本的な要素で解決できると思うので、丁寧に作業を進めましょう(1敗)。

カヌレ液がまだ温かかったので、適度に冷ましてから冷蔵庫に入れて1日目が終了です!

2日目

冷蔵庫で1日寝かせたカヌレ液を常温に戻します。

冷えに冷えたカヌレ

溶かしバターを用意して、

10gのバター片をマグカップに入れて500Wのレンジで20秒

容器に塗ります。

このために料理用ハケを買いました

カヌレ液を混ぜて濾して、型に注ぎやすい容器に移します(カメラを持つ腕が足りなかったため画像は無いです)。気になることと言えば、寝かせたカヌレ液は底に沈殿があって、濾した時にダマが濾し器に残ったことくらいでしょうか。

と、そんなことをしているうちに、溶かしバターと入れ替えでセットしたオーブン(と天板)の余熱が完了です。オーブンの温度が高く、電気代が気になってくるので少し急ぎます。

カヌレの容器にバターをもう一度塗り、濾したカヌレ液を注いでオーブンの下の段にセットしました。今回は70分加熱してみます。

オーブンにセットしたカヌレ

用意していた5つのカヌレ型を満たしてもカヌレ液が余っていたので、とりあえずパウンドケーキ型に入れて一緒に焼きます。今回の要領なら2倍の数のカヌレを作れそうなので、次回はカヌレ型をもう1セット用意しようと思います。

60分経過時

参考にしたレシピでは、加熱時間は"おおよそ1時間"としていたので、オーブンに入れてから1時間過ぎた辺りから庫内を気にしてみます。いい匂いがしますね!

実食

カヌレは、焼いたらすぐに取り出すものだそうです。塗ったバターが潤滑油してくれているうちに取り出そうってことだと思います。

そして完成したカヌレがこちらです!!

色、薄くない...?

うーん、思ってたのと違う...。なんか、もうちょっと焦げて黒くなる感じを想像してました。

そして、断面はこんな感じ。容器の口だった面(底)はしっかり焦げていたので、切るのが大変でした。

ちょっと格好つけて並べがち

さて、問題の味ですが、結構美味しくできたと思います。ラム酒がしっかり効いているのがいいですね。食感は、表面はカリカリとまではいきませんが、少し飴上(?)になっている感じがします。中のもちもち感は悪くないです。やはり外のカリカリはもっと欲しいですね...。

で、パウンドケーキ型に入れた方はどうなったの?という話。実は、敷いたアルミ箔にバターを塗っていなかったためにアルミ箔がくっついてしまい、食べるのが大変でした。


ということで、今回はパッとしない結果に終わった...。と思っていたのですが、パウンドケーキ型の方のカヌレのアルミ箔を剥がしながら食べていたところ、なんとこちらはしっかり表面が焦げて茶色くなっています(散々食べた後なので写真は無いです)。形は違いますが、思っていたカヌレはこれです!ということは、この手札でもオーブンの機嫌次第でカヌレを作れるということですね!

反省と振り返り

では、次作る時のために反省と振り返りをします。

  • 材料は今回ので大丈夫。ラム酒は欠かせない。卵黄を増やしたり、薄力粉と強力粉の配分を変えたりはしてみても良さそう。参考にしたレシピには蜜蝋を使ったものがあったが、必須ではないかも。オプションとしてやってみたい。
  • 今回の分量で作られるカヌレ液は、カヌレ型2セット分。カヌレ型が2セット分なら、塗るバターの量は20g。
  • 粉類と牛乳液を混ぜるときは、牛乳液を少しずつ混ぜること。ダマができて濾す作業が大変。
  • カヌレ液は、型の8~9分目くらいまで入れれば十分かも。だが、液を型に満たしたところでそこまで大きな問題になるとも思わなかった。
  • もっと焦がす方法を考える。焼く時間を延ばす、庫内の熱が集中するところにカヌレを置く、もっと熱伝導率が良い素材(銅製)でかつ1つの型で複数作れるタイプの型を用意するなど。
  • 料理用ハケを洗うのが大変。ずっとバターの匂いする。でもこれは頑張るしかない。
  • 美味しかった。これが一番大事。

こんな感じでしょうか。次回はもっと上手く作れる気がします!

おわりに

今回は、初めてカヌレを作ってみるということで、下調べから振り返りまでを記事にしました。執筆と調理を同時進行していたこともあり、ちゃんと考えて作業を進めることができました。とてもいい勉強になったと思います。もっと撮影環境が整っているといいんですけどね、GoProでも頭に着けて動画回しながらやればいいんでしょうか。やらないですけど。

ちなみに、この作ったカヌレは全部僕が食べます。安心して冒険できる一方で、使った砂糖の量を知っているだけに怖いです。一週間くらいかけてゆっくり食べますかね。



それでは

【ポケモンSV】第9世代のお気に入りポケモン7選

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』が発売されてから、早1ヶ月...えっ、もう2ヶ月!?
...冒頭から衝撃な事実が発覚してしまった。歳と共に時間が経つのが早く感じる。10年前の1ヶ月間は今の2秒間だ。


それはそれとして、今作ポケモンSVでも数多くのキャラクターが登場した。チリちゃんやポピー、ミモザ先生など、魅力的なトレーナーの話題も多く耳にするが、やはりこのゲームはポケモンが華である。パルデア地方のリージョンフォームや新しい進化系が見つかったポケモンもいて、それらを含めると新ポケモンの数はなんと100体以上である。

そこで本記事では、ポケモンSVの新ポケモンのうち、個人的にお気に入りのポケモンを紹介していこうと思う。本記事には、そのテーマからネタバレ要素が含まれるということは念のため前置きしておこう。なお余談ではあるが、トレーナーの話をするなら、個人的にはレホール先生の挨拶が好きなので、このブログの挨拶も次回からそれを採用することにする。

お気に入りポケモン7選

それでは多くのポケモンたちから厳選したお気に入りのポケモンを7体、順不同で簡単に紹介していく。この選定基準は、見た目はもちろん、性能やストーリー内での立ち位置も考慮したものである。なお、各ポケモンの画像は公式のポケモン図鑑[1]のものを使用させていただいた。

  1. デカヌチャン

    順不同とは言ったが、最初に今作で一番気に入ったポケモンを紹介する。デカヌチャンである。無邪気な顔とバカでかいハンマー、狂おしいほどに好きである。専用技『デカハンマー』もバカみたいな性能で好きだ。戦隊シリーズの巨大なメカを思わせる豪快さと、それに似合わぬ愛くるしい見た目、ぜひ対戦でも活躍させたい。
  2. ドオー

    対戦で活躍させたいといえば、固有タイプのドオーが挙がる。パルデアの姿のウパーの進化系で、緩い見た目が特徴的である。僕は「エクレアみたい~かわいい~」と思っていたが、ドオーは毒タイプなので、もちろん食べたら死ぬ。でもドオーデザインのパンとか出てほしいと思っている。ポケモンカフェで食べたい。
  3. オリーヴァ

    パルデア地方はスペインがモデルらしい。そこで、オリーブがモデルとなったオリーヴァである。オリーブは平和の象徴とされており、国連旗にも使われている。オリーヴァにも、その神聖な雰囲気を感じる。本当に綺麗なポケモンだと思う。
  4. コノヨザル

    まさか進化するとは思わなかった。タイプも魅力的だし、かなり対戦向きな性能をしているらしい。それにしてもブチ切れて進化するのは草。
  5. シャリタツ

    オレスキー
  6. コライドン

    スカーレット版のパッケージヒロインポケモンである。レジェンドルートを進めると、定期的にこのギャアンスとのお食事イベントが発生する。そこで好感度を上げることで、ギャヌスとできることが増える。ラスボス戦での熱い演出に胸を打たれた人も少なくないだろう。もしもバイオレット版を遊んでいたら、同じ理由でミライドンを好きになっていたかもしれない。
  7. マスカーニャ

    ホゲータと並んで人気だった草御三家のニャオハの最終進化系、マスカーニャである。高いS種族値隠れ特性の変幻自在、専用技の『トリックフラワー』など、とても対戦向きな性能をしている。

    だが、ここで触れたいのはそんなことではない。上の公式絵を見てほしい。この目、この手、この脚、あまりに妖艶である。この体躯の曲線美は非の打ち所がない。丸みとしなやかさの黄金比である。猫を思わせる胴体だって、どう見ても体毛でも柄でもない。衣装である。この見下ろすような鋭い目がそう言っている。名前に伺える"Masquerade"も"仮装/変装"の意味があることもそれを裏付けている。だからそこから脚が出ている。腕と脚の色が違うことがあるだろうか。その脚に黒い光沢があってたまるか。頭に過るは冬の足元。たぶん60デニール。そこに艶麗さを感じざるを得ない。 これが、情報公開時から「立つな」と言われていたニャオハが立った理由である。
    そして、極め付きはマントとマスクのような部分である。これがマスカーニャの怪しさ、いや、"妖しさ"を決定付けている。先ほど挙げた"Masquerade"には、"仮面舞踏会"の意味もある。この仮面は、"身分や素性を隠して"舞踏会に参加するためのものであるはずだ。しかしこのマスカーニャ、そのマントと曲線美が故に、マスクで魅力を隠しきれていない。だからこのマスクは、身分や素性を隠す目的で付けられたものではない。では何のためのマスクか。それは、"癖"に刺すためである。間違いない。そして、ただ"刺す"ためだけのマスク、刺さらないわけがない。むしろ刺さらなければ無作法というものである。我々はその妖しいマジックの虜になる他ない。
    さらにその後、追加供給があったことは誰もがご存じだろう。そう、公式ページのポケモン紹介である。どうやらマスカーニャは、プライドが高いが繊細であるとのことだ。そして、トレーナーへの執着から嫉妬深いとのこと。つまり、このマジシャンは獣である。トレ×マスだと思って始めたその物語は、いつの間にかマス×トレになる。そこには0と1では表現しきれない沼がある。ニャオハも立ち上がらずにはいられなかったのだろう。

    こんなことがあっていいのだろうか。我々は今、CERO-Aの限界を目の当たりにしているのかもしれない。

おわりに

今回は、ポケモンSVの新ポケモンのうち、特にお気に入りのポケモンを7体、簡単に紹介した。もちろん他のポケモンも好きだし、本当は紹介したかったけど泣く泣く割愛したポケモンだっている。見た目が魅力的なポケモンもいれば、対戦で活躍できるポケモンだっている。そのポケモンがどこに役割を持てるのかをよく見極めて適材適所な采配をするのが、ポケモンを最大まで楽しむひとつの方法だと思う。

引用元

[1]ポケモン図鑑: https://zukan.pokemon.co.jp/

席と人の話

先日、所有するとあるTwitterアカウントを削除した。そのコミュニティの距離感が肌に合わないと感じてしまったからだった。そのアカウントで関わりがあった方々とは、Twitter以外での繋がりが皆無であるため、言わば今生の別れということになる。白状してしまうと、この"れもちゃ"も消そうと思ったことがある。ただ、この"れもちゃ"に紐付けられているサービスがあまりに多かったため、流石に面倒になり諦めた。恐らく将来的には、静かに離れる形で、ここにひっそりと棺桶だけが残ることになるだろう。


インターネットをする上で常に気にしていることがある。それは、『ネット社会での繋がりは、あまりに脆く弱い』ということだ。これは元々、とある配信者が配信内でチラッとおっしゃっていただけの言葉なのだが、本当にその通りだと思う。
私なりの解釈にはなるが、簡単に注釈を加える。SNSはアカウントを用いてロールプレイをしている(私ならば、"れもちゃ"と名付けた人格を使い、そのアカウントを通して他人との繋がりを保っている)だけである。だから、例えばそのアカウントが消えたり、アカウントにログインすることを止めたりしてしまったら、仮にその本人は生きていても、その本人にアクセスすることができなくなる。これは、その人の存在が消えてしまうことと大差ないと言えるだろう。もっとシビアなことを言うと、Twitterも誰かにより用意されたプラットフォームである以上、そのアカウント主だけではなく、Twitterの管理者の気分次第でも、その繋がりは指先ひとつで簡単に壊れてしまう。本ブログ執筆時点では、Instagramのアカウントの大量凍結も記憶に新しいが、そのようなことが明日にでも起きない保証はない。つまり、誰か、もしかしたら"神の"かもしれないが、誰かの気分次第でいつどのように壊れても何の不思議もない繋がりなのだ、ということである。この"繋がり"の崩壊を防ぐには、その人のコアとなるアカウントのアバター、すなわちリアルでの本人にアクセスする機会を何とかして作り、他のSNSなども活用して繋がりを強固にする以外にない(このような心配をするのも、「ネットで知り合った人と会ってはいけません!」と教育された幼き日を考えるとあまりにも奇妙なことである)。




現実世界の話をしよう。この厳しい社会では、誰にでも休みがあることになっている。厳しい世界、社会から離れて、ゆっくりとお休みする時間というのは、誰にでも適当に必要である。法律でもそう言っているので、これは疑いようのない事実としよう。また、突発的なお休みや、計画的だが予測しづらいお休みなんてものも数多く存在することは多くの社会人なら(社会人でなくても)、心得ている節はあると思う。しかし、休みが保証されることは嬉しいが、その休んでいる間には同僚の誰かが働いていることがほとんどである。つまり、個人の視点から見える休みの日は、社会にとっては休みの日ではない。これが焦りを加速させるなんて話もあるが、私はむしろ逆ではないかと思う。休みであることに焦ってしまう方々は、あまりに人が良すぎる。素直すぎてかわいい。早急に保護されるべきである。
何が言いたいかって、結局、社会なんてものは自分がいなくても何食わぬ顔でまわるものなのである。もしかしたら、自分がその仕事をしていることに誇りを持っている人を怒らせてしまうかもしれない。しかし、残念ながらこれは自分が休みの日でも社会が動いていることが証明している。むしろ、自分が少し休んだくらいで滞る方が異常なのだ。休みに焦りを覚えなければならないならば、それは社会が悪い。『それくらい図太く生きていこう!』ではなくて、そんなひとりに責任が重く圧し掛かる社会なんてあってはならないと言っているのだ。どうせひとりが辞めたところで別の誰かが補填される。その席に座っている人が必要なのであって、そこに座っていたのが、たまたま"自分"だっただけなのである。社会はそうしてまわってきたし、これからもそれは変わらない。

翻ってプライベートの話をしよう。社会は自分がいなくてもまわるが、プライベートはどうやらそんなことはないらしい。あなたの親から見れば、あなたは子だし、あなたの子どもから見れば、あなたは親である。あなたの恋人からすれば、あなたはその恋人だし、あなたの友人からすれば、あなたはその彼/彼女の友人である。必ずしも唯一とまではいかないかもしれないが、誰がどう見ても替えが利くものではない。いなくなったので補填しましょう、という簡単なものではなくて、そこに席がある以上、その席に座っているのが"あなた"である必要がある。



仕事では嫌でも人が必要とされる。が、それが、"あなた"である必要がある場合は本当に少ない。一方でプライベートでは、"あなた"が必要とされる。これは裏を返せば、"あなた"が"あなた"でいることを望まなくなったり、"あなた"が必要とされなくなったり、もしかしたら誰かが"あなた"の存在を強く否定したりしたとき、"あなた"が"あなた"であることが意味を成さなくなることがあるとも言う。だから、あなたが大切だと思う"その人"を"その人"として存在させるためには、あなた自身が"その人"を大切にするべきである。他人を大切にする価値は、そこにあるのではないだろうか。




どうやら私は、そのTwitterアカウントを消したことで、そのコミュニティの方々を幾分か悲しませてしまったようだ。実際に繋がりがあったアカウントのいくつかは、その感情をTLにぶつけていたという。しかし、消えた私には彼らが何を言おうと知ったことではない。"推しは推せる時に推せ"というのは、オタクの推し活以外にも通ずるものがある。

【ポケモンSV】努力値って10ずつ振りたいじゃん??

「あとはレベル上げすればパーティが完成する」と言ってから2週間が経とうとしております。檸檬茶です。
そしてこれは、この記事の本題に飛ぶためのリンクです->これ

はじめに

今作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、相変わらず金策をベースにした個体育成が主流のようです。金に物を言わせて全て解決している方には需要の無い記事ですのでご容赦ください。まあこれ僕の備忘録なので。
しかしそんなトレーナーのエゴから、ニンフィアの喉は枯れ、対戦に繰り出されるポケモンは薬物中毒になり、合法な葉っぱで頭の中を弄られてしまう始末です。薄い本になりそうですね。

さて、そんな状況に一矢報いる...というわけではないんですけど、単純に私はケチなので、ゆっくり野生ポケモンを倒して努力値を振りたい。金策する必要性も少ないし、ポケモンたちも薬漬けにならない。そんな物好きによる、物好きのための記事です。

努力値について

この章絶対要らないと思うけど、書いておきますね。

努力値とは

ポケモンの能力値は、『種族値』『個体値』『努力値』から計算されます。それぞれ『どのポケモンを使うか』『どの個体を使うか』『どうやって育てたか』に対応しています。今回問題にしたい努力値は唯一後天的に操作できるパラメータで、その育て方で能力値を変えることができます。例えば、みんな大好きブースターを考えます。攻撃の能力値を考えるとして、努力値を振らなければ能力値は150、最大の252まで振れば能力値は182と、努力値次第で32もの差が生じるのです。これは無視できない!

これは無視できない!!

努力値の振り方

努力値は、ポケモンを倒すかドーピングアイテムを使用するかのいずれかの方法で獲得することができます。ドーピングアイテムは、薬なら+10ずつ、羽なら+1ずつ努力値を振ることができます。「薬で+10ずつ振れるならいいじゃない!タイトル回収!終了!」でもいいのですが、これはお金がバカにならないので。今回はポケモンを倒す方で考えたい。

さて、ポケモンを1体倒すと得られる努力値は+1~+3です。これはポケモンによって決まっていて、例えばブースターを倒した時に得られる努力値は、攻撃に+2です。つまり、攻撃の努力値を最大まで振るには、ブースターを126体倒す必要があります。

こんなのやってられない!と、ここで登場する道具が"パワー系"と呼ばれるアイテム、『パワーウエイト』『パワーリスト』『パワーベルト』『パワーレンズ』『パワーバンド』『パワーアンクル』です。これらを持たせることで、ポケモンを1体倒す毎に+8の努力値が得られます。攻撃に振る場合、パワーリストを持たせてブースターを倒すことで、一度に+10の努力値を得ることができます。倒すブースターの数も26体で済みます。これは便利!

この記事でやりたいことというのは、要するにこれです。パワー系を持たせることで+10ずつ努力値を稼ぐことができるスポット、言い換えれば、倒すと努力値が+2される野生ポケモンと遭遇しやすいエリアをリストアップしましょう、ということです!

長く書いたので、ここまでを3行で

努力値を効率的に振れる場所と野生ポケモン一覧

ということで、次の表が『パワー系を持たせて倒すと努力値が+10ずつ獲得できる野生ポケモンとその遭遇場所』になります。

努力値振りスポットと野生ポケモン
能力 場所 ポケモン 備考
HP 東1番エリア(草むら) パフュートン ケンタロスに注意
攻撃 北2番エリア(みだれづきの滝) エクスレッグ
コロトック
リングマ
キリキザン
ヘラクロス
ウインディ
 
防御 東3番エリア(鉱山) ミミズズ
コータス
トロッゴン
ディグダダグトリオに注意
特攻 エリアゼロ最深部 キラフロル  
特防 北3番エリア(花) フラエッテ ベイクタウンの近く『南6番エリア』のゴチミルもあり(未検証)
素早さ 東3番エリア バスラオ
カマスジョー
 

以上!

そういえば

なんで+10ずつ振りたいの?って話なんですけど、単純に間違えづらいからです。努力値が+10ずつ振れるなら、PP10の技とPP15の技を使い切ったら、あとは+2だけ何とかすると努力値が最大になりますね。そういう計算をしやすいからです。とにかく数を管理する時は、5や10をひとつの単位として管理するのが鉄則です。3より大きい数は数えるものではないので。

それと、努力値は最初の4からは8区切りで1ずつ上がっていきます。したがって、倒したら努力値が+1か+3されるポケモンは、努力値の調整に向いていないんです。複数箇所に努力値が入るポケモンもあまり好ましくはないですね。

おわりに

ということで、努力値を振るのに都合がいいスポット in パルデア でした。あくまで僕の備忘録です。また何か知見が広がったらアップデートしようと思うので、もっと都合がいいスポットなどの情報もお待ちしております。



それでは。

【ポケモンSV】メタモンなしで孵化環境を整えたい!

ポケモンが楽しくて仕方ないお年頃。檸檬茶です。
そしてこれは、この記事の本題に飛ぶためのボタンです->これ

はじめに

先月末にポケモン新作、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が発売されました。
私はのんびりと楽しんでおります。先日ストーリーが終わり、今は図鑑完成を目指しているところです。
今回のストーリー、かなり楽しかったですね。錆びた少年心が輝きだすような、そんな印象を受けました。ストーリーはチュートリアルとか言ってはいけません。これはネタばれ気味ですが、本職でAIと呼ばれる技術の一旦を担っている者としては、少々考えさせられることもありましたが...。


さて、ストーリーが一段落したら、ポケモン対戦勢ならやること...。それは、対戦用ポケモンの育成環境の構築です。道具はあちこちから集められるようですが、それ故か、巷では「金策が~」なんて声を聞きます。ポケモンの育成も、シリーズを重ねるごとに楽になっているようです。

しかし、ケチな私は、相変わらず孵化厳選でできるだけ頑張りたいのが本音です。別にスピード感も求めませんし。
しかし、高個体を集められるテラレイドも、高個体のポケモンが求められます。テラスタイプの影響で、一筋縄ではいかない。ゲームの時間もいじりたくない我が儘さんなので、メタモンも待っていられない。

そこで今回は、たまごグループ伝いに、高個体のポケモンの孵化厳選の環境を整えようという趣旨の記事になります。

このブログは収益化なんてものはしていないので、「情報を最速でお届け!」なんてセコいことはしません。あくまで私のペースで。備忘録的な何かだと思っていただきたい。

長く書いたので、ここまでを3行で
  • 孵化厳選で個体値を遺伝できる環境を整えたい
  • メタモンがいないが、メタモンレイドを求めてゲーム内時間をいじりたくない
  • 全たまごグループに対応できるように高個体のポケモンを準備したい

手順

とは言っても、高個体のポケモンがいないと話は始まりません。おおまかなステップを記します。

  1. 手元の強いポケモンをドーピングする
  2. とりあえずレイドに参加して、ある程度優秀な個体値ポケモンを集める
  3. "あかいいと"と"かわらずのいし"を持って孵化厳選開始

こんな流れでしょうか。それぞれについて軽く説明します。

  1. について
    ストーリーが終わると、乗っていたコライドン/ミライドンを戦わせることができるようになります。彼らは案外いい個体値をしているので、即戦力になります。適当に余ったお金でタウリンなりリゾチウムなりを25本買って、彼らを強化します。あとは羽でも使えば準備完了。一応コライドン/ミライドンそれぞれもう一体捕まえられるようなので、その子を捕まえてきてもいいかもしれません(ライドでバトルフォルムを解除しない分優秀)。2022年12月上旬現在、既にレイドオススメポケモンが出回っているので、彼らを対戦用に育成するのもありですね(マリルリとか)。
  2. について
    適当に高個体を集めます。ここで満足のいくお目当てのポケモンが出たら終了です。お疲れ様でした。
  3. について
    "あかいいと"はどっかで買えます。"かわらずのいし"はなんか持ってました。拾った気がします。まだ特性遺伝は考えなくていいと思うので、たぶん"あかいいと"だけでいいです。

と、まあ、ここまでは誰でも書ける話な上に、何の需要もない話です。記事の流れのためだけに書きました。本題は次章から。

優秀なたまごグループサイクルについて(本題)

事前知識のおさらいです。ポケモンには"たまごグループ"があります。同じ"たまごグループ"のポケモンのオスとメスでたまごができます。技の遺伝(たまご技の習得)に使われることが多いと思います。今作からたまご技の横遺伝がたまごグループ関係なくなったってマジ?

たまごグループ一覧
怪獣 鉱物 植物
水中1 水中2 水中3
ドラゴン 飛行 人型
不定 妖精
陸上 メタモン 未発見

この15種類のうち、"メタモン"と"未発見"を除く13種類について、個体値を遺伝させる環境を作りましょうということです。それぞれの"たまごグループ"にオスの高個体がいれば、その辺からメスを捕まえてきて個体値を遺伝させることができますね、という話です。この個体値遺伝用のポケモンに相応しい条件は次の感じでしょうか。

都合のいい条件
  • その辺で捕まえられる
  • できるだけ多くの"たまごグループ"に属する(最大2つ)
  • 孵化歩数が少ない
  • 性別があり、極端に偏っていない
  • 孵化させるのに進化が必要ない(リオルなど)

今回の"たまごグループ"については、『ポケモン徹底攻略』さん[1]、孵化歩数については『塩@わい的ポケ色廃人』さんの記事[2]を参考にさせていただいています。

で、上の都合のいい条件をできるだけみたすように組んだ図がこんな感じです。

一応備考を書いておきます。

  • マリル族』は水中1/妖精グループで孵化歩数も少なく扱いやすかったが、孵化のために進化が必要になるルリリが生まれるらしいので考慮しなかった
  • クズモー族』は水中1/ドラゴングループで扱いやすかったが、スカーレット版限定なので考慮しなかった
  • 水中2グループで複数グループに属しているのは『コイキング族』『ママンボウ』『ナミイルカ族』だが、『ママンボウ』『ナミイルカ族』は孵化歩数が多いので考慮しなかった
  • 水中3グループ、虫グループにアクセスできるのは、それぞれ『ウデッポウ族(水中1/水中3)』と『アメタマ族(水中1/虫)』のみ。ただし『ウデッポウ族』はバイオレット版限定。

おわりに

以上が本記事でまとめておきたかったことです。高個体のメタモンが手に入ったら必要なくなるかと。野生ポケモンへのシンクロが効かないらしいので、少々使い勝手が悪いかも。

それでは

参考

[1] ポケモン徹底攻略 https://yakkun.com/

[2] 塩@わい的ポケ色廃人 https://sio-log.com/?p=19689&page=2

下振れ王決定戦指振り仲間大会に参戦した話

指、振ってますか?檸檬茶です。

去る6/24、指を振りました。

『下振れ王決定戦指振り仲間大会』とは

下振れ王決定戦指振り仲間大会は、ユーリ様(@0628ayuy)主催の仲間大会です。

簡単にいうと、指振りしましょうっていうことです。ただし負けるが勝ち。

事前考察

この仲間大会の環境は、指が振れるポケモン全員です。技はただ一つである一方で技範囲は無限大かつランダムなので、対策のしようがありません。つまり、如何に柔らかパンチを繰り出せる打たれ弱い個体を連れていけるかが肝心になります。また、PPを消費しきった後に使える"わるあがき"フェイズに速やかに移行できることが、安定した勝ち(負け)に直結するとも考えられます。

これらを考慮すると、
理想個体はHABCDが0、SがVのピンプク
が最適であると考えられます。性格は素早さを上げて、もともと高い特防を下げる無邪気なんかがいいのではないでしょうか。

ピンプクのHP量やタイプ相性を重く見るのであれば、ケーシィやムチュールなんかも選択肢に入ると思います。しかし、攻撃力の低さ、HP量を加味した上での耐久を考えても、ピンプクに軍配が上がると見ていいでしょう。

持ち物は、相手より先に動くためにこだわりスカーフでいいと思います。怯ませて相手のPPを消費させない王者の印もいいですが、後攻だと意味を持たなくなってしまいます。また、狙いの的も一考の余地ありですが、相手がPP切れまでに有効なゴースト技を引くことができる可能性を考えると、こだわりスカーフの方が有効な場面が多いように思えます。

ということで、型が決まりました。あとは厳選して、当日を待つのみです!

『運』について

生きとし生ける者、確率からは逃れられません。これを人は『運』と言います。ゲームでも、ポケモンでも同じ。低乱数を引いて倒しきれなかった。サンダーの静電気で麻痺した。急所を引いた。そんな話は尽きません。ゲーム外でも色々なことが『運』で片付けられています。


しかし、ここにひとつの疑問が生じます。
それは本当に『運』で導かれた結果でしょうか?


時に我々は、その『運』をコントロールすることができます。ポケモン対戦で言えば、高乱数で倒せるところを確定になるように努力値を見直す。サンダーには非接触技だけで立ち回る。急所に当たらない特性を採用したり、長居するような立ち回りを避けたりする。これで、ランダムな要素を極力少なく、もしかしたら運が介入する要素を回避することさえ可能になります。このように、事前準備を入念にすることによって、ストライクゾーンを操作することができるのです。資格の勉強をするのも、対応できる問題の範囲を広げる、いわば『運が介入する要素を減らす』行為に過ぎないのです。


おっと、話が逸れましたね。さて、大会当日の話をしましょう......。

大会当日

私は、全ての『運』に向き合うことにしました。

Excelさんから吐き出された乱数を元に、『ポケモン徹底攻略』様で検索した"ゆびをふる"を覚えるポケモン一覧で、上から48番目のポケモンを捕まえてきました。持ち物は、こだわりスカーフを持たなくても先制で動けるので、相手のPP消費を遅らせられる王者の印にしました。

ちなみに個体値は3-[11~12]-0-3-23-[14~15]です。

対戦結果




いや~~勝てなかった!!!(違う)

考察

考察するまでもない、運が上振れしました。

一応持ち物について考えたことを書き残しておきます。
おそらく、素早さ(行動順)はあまり考慮する必要が無かったと言えるのではないかと思います。悪あがきフェイズに入ったのは、相手がプレッシャーか悪タイプである場合のみでした。つまり、泥仕合にならない限りPPの枯渇は考慮しなくていいということです(環境的に種族値差マッチが多かったのも原因かもしれませんが)。それならば、クソザコパンチをする前提で命の珠、できるだけ攻撃を受けられる狙いの的の2択としていいのではないかと思いました。

終わりに

気張らずにできて、ただただ楽しい仲間大会でした。対戦してくださった皆さん、主催のユーリ様、改めてありがとうございました。

野生捕まえてそのまま参加しただけといった感じにはなってしまいましたが、それもまた一興ということで。
全て神頼みでは、そうそう都合よく上手くいくもんじゃないですね。

また楽しそうな仲間大会を見つけたら参加したく思います。


それでは。





校正の私「何度考えても、"それ"が運の上振れれなのか下振れなのかが分かりませんでした......。」